この記事では
以上を簡単にご紹介します。
経理事務|主な仕事内容
一般的に「事務職」とよばれる業種の主な仕事内容は以下のとおりです。
- データ入力(作成した帳票の内容をパソコン等に入力する仕事)
- 帳簿作成(日常の会社の活動を伝票などの帳票に記録する仕事)
- 資料作成(入力したデータを集計して参考資料等を作成する仕事)
- 各種書類発行・整理(受発注や請求書、納品書を発行・管理・整理する仕事)
- 電話応対、来客応対、郵便発送、備品補充業務
- 入社・退社の事務手続き、社会保険、雇用保険の事務手続き
- 労災、生命保険、傷害保険などの加入・更新手続き
…etc
上記は、一般事務の仕事内容として代表的なものをざっと紹介しましたが、さらに細かく分類すれば、経理、総務、営業事務、製造事務、人事・労務事務、医療事務、など、専門的分野があり、それぞれが受け持つ事務的業務を区別することができます。
大きな会社では、それぞれの区分が別々の部署として設けられていて、部署ごとに専門の事務員が存在しているのが普通ですが、小さな会社の場合は、あまり区別することなく、事務に関連する業務全般まとめて担当する事が多いですよね。
したがって、個人のスキルとしては、
★大きい会社の場合
配属された部署限定の「専門的な事務業務スキル」を深く身に付けることが可能
★小さな会社の場合は
あらゆる事務業務について広く知識を得ることが可能
です。
経理事務|特徴とメリット
経理事務のメイン業務は、会社の活動(=取引)を記録するという仕事です。
記録といっても、文章として書き留める書記的記録ではなく
会社の活動を「簿記(ぼき)」によって「数字に変換して記録する」というのがポイントです。
この技術を「仕訳(しわけ)」といいます。
会社の取引は「簿記」のテクニックを使って記録する事(=仕訳)によって全て数字に変換することができます。
★「簿記」についてはコチラの記事で
★「仕訳」についてはコチラの記事で
メリット その1
会社の取引仕訳データは非常に重要な取引の結果です。
そういった重要なデータを直接扱う経理事務という仕事は、会社の中でもある種特別な業務を任されているといっても過言ではありません。
会社の取引データは、一つの企業が会社として存続していくために必要な「データの蓄積」ですから、そういったデータを直接目にする経理事務という仕事は、その意味で特別です。
一つの企業が継続していくために必要な知識を、データ入力作業という日常業務によって一通り習得する事ができるのが「経理事務」という仕事の特徴であり大きなメリットです。
最初のうちは、簡単な取引の仕訳データ入力作業を機械的にこなしていくことがほとんどですが、そのデータ入力作業の繰り返しによって、徐々に会社取引の仕訳の意味が理解できるようになっていきます。
メリット その2
データ入力等の経験を積んだその先に、経理事務担当として、もう一つ重要な業務があります。
それが、1か月や半年、あるいは1年という区切られた期間ごとに、入力された取引仕訳データを集計して別途一覧表を作成するという業務です。
一般にこういった一覧表の事を「財務諸表(ざいむしょひょう)」と言います。
★財務諸表についてはコチラ
財務諸表は、その会社の業績が全て記録されている最重要書類であり、経理担当者が日々行っている取引仕訳データの積み重ねによって完成します。
つまり、データ入力を担当する経理事務だけが、その作成に直接かかわることを許されているのです。
財務諸表の作成を任されるようになった頃には、会社の業績について財務諸表を見て読み取れるようになっているでしょう。
こういった財務諸表の解読スキルについても、他の職種ではなかなか得ることのできない、経理事務担当のみが独自に得られる特殊技能であり、大きなメリットではないでしょうか。
メリット その3
上記2点の理解が深まったあなたは、ある意味「経営者」的思考を身に付けたことになります。
つまり、経理事務によって身についた知識はフリーランス・個人事業主としての起業、あるいは法人設立などの「独立開業」に非常に役立ちます。
逆に言えば、仮に独立開業しても、経理事務の基礎知識が無ければ、事業はうまくいかないかもしれません。
それほど経理事務で得られる専門知識やスキルは「経営」に直接影響する重要ポイントです。
独立開業を目指すあなたは、経理事務の専門知識を知っていてデメリットはありません!
経理事務|パソコンスキル(IT対応能力)アップ
日常的な取引仕訳データは「手書き」ではなく「パソコン入力」が多いと思います。
パソコンへの入力作業をしていくだけで、キーボードの打ち込みは自動的に速く正確に上達します。
また、メインの会計ソフト以外にも、表計算や文章作成、宛名作成や勤怠管理などのソフトを補助的に利用する場合も多く、大体の場合、経理事務がその利用を担当しているのではないでしょうか。
したがって、そういった各種ソフトウエアの利用スキルも身についていくでしょう。
結果として、あまりなじみのない新しいソフトを初めて目の前にした場合でも、柔軟に対応することができるようになっています。
もっと専門的なパターンだと、
◎自社のホームページやブログの管理
◎企業アピールのために利用するSNS発信の管理
なども任される場合もあるでしょう。
そういった一連のIT系業務を任される機会が多いのも経理事務の特徴ですので、IT系能力全般のスキルアップが期待できます。

ITスキルが高くなれば、自社におけるあなた自身の重要度・価値も高まり、さらには、自社だけでなく、将来的にほかの企業からオファーもあるかもせれません。
そういった他社からも必要とされるようなスキルを身に付けられたころには、あなたを取り巻く環境は一変しているでしょう。
経理事務|ワークライフバランスがとりやすい
経理事務の仕事は、1か月、四半期、半年、1年といった区切りでルーティーン化されることが多く、仕事の取り組み方次第ではありますが、業務を効率化しやすい傾向にあります。
したがって、仕事のリズムを整えやすく、計画的に仕事を進めていくことが可能です。
リズムが整えば、就業時間のマネジメントが容易になり、その結果、仕事とプライベートのバランスがとれて、理想的なワークライフバランスを実現できるでしょう。

体調管理にご注意ください
事務職全般に言えることですが、ワークライフバランスはとりやすいものの、基本的にデスクとパソコンが仕事の相棒ですから、歩く機会が仕事中にあまりありません。
仕事中の歩く機会が少ないという事は、日常的に歩く機会が少ないという事になりますので、1日のカロリー消費量が少なくなりがちです。したがって、油断していると体重が増加します。
管理人はうっかり油断して、およそ10年で10キロ体重増加しました。
また、デスクに向かう姿勢の状態によっては、首・肩・腰を痛めやすく、血行が悪くなり冷え性などを引き起こす(悪化する)場合もあります。
管理人はうっかり油断して、首を痛めました。
ご自身の体調管理にはくれぐれもお気を付けくださいね。
経理事務|まさに「縁の下の力持ち」
一般的に経理は、地味で影がうすくて暗いなんていうネガティブイメージが先行しがちです。
確かに地味で裏方的な業務ですが、会社の業績を把握するための重要な資料である「財務諸表作成」を任されるわけですから、決してネガティブではありません。
経理事務は、会社の屋台骨を支える「縁の下の力持ち」というイメージがピッタリではないでしょうか。
今回紹介した特徴やメリットを参考に、就職、転職、起業にお役立てください!
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